日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2009年度活動報告
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8月17日
みんな集合! グループタイム
 
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みんな集合!
 透き通るような青い空。8月の東京地方の天気は、雨が降ったり、どんよりとした曇りの日が多かったのですが、みんなの気持ちが天に届いたのか、とてもいい天気に恵まれました。今日からいよいよ日中韓子ども童話交流が始まります。
 一番最初に会場に現れた重吉彩乃(しげよし あやの 日本)さんは「渋滞で遅れないように早めに来ました。いろんな人と友達になって、さまざまなことを学びたいです」と、期待に胸をふくらませているようです。
 15時5分、韓国の子どもたちが到着。グループリーダーと一緒にテーマソングである「今日の日はさようなら」の練習や、日本の手遊びをしながら、他の子どもたちの到着を待ちます。16時に日本の子どもたち、16時半に中国の子どもたちが会場に到着し、これからの一週間をともに過ごす子どもたち全員が集合しました。
 17時。オリエンテーションの始まりです。最初に、日中韓子ども童話交流事業実行委員会事務総長であり、子どもの未来を考える議員連盟会長の河村建夫(かわむら たけお)衆議院議員があいさつしました。
 「日中韓子ども童話交流は、日中韓3ヶ国が仲よくしていくにはどうすればいいかを考えて、うまれた事業です。特に、これからはアジアの国々が世界をリードしていく時代になるといわれております。その中でも日本、中国、韓国が力を合わせることが重要な役割を果たします。みなさんが仲よくすることで本当のアジアの平和が作れます。しっかり勉強して、楽しい思い出を作って、友達をつくってください」
 続いて、各国随行(ずいこう)の先生方、子どもたちと生活をともにするグループリーダー、通訳のみなさん、看護師さんなど、日中韓子ども童話交流事業を支える人たちが次々と紹介されます。
 その後、日中韓3ヶ国を代表して、宮崎愛梨(みやざき あいり 日本)さん、張新悦(チョウ シンウェ 中国)さん、金在柔(キム ジェユ 韓国)さんが7日間のユニフォームとなるおそろいのTシャツと帽子を受け取りました。
 校長先生をつとめる東山善迪(ひがしやま よしみち)さんは、「はるかのひまわり」の話をしました。「はるかのひまわり」とは、14年前の阪神大震災で家の下敷きになって亡くなった当時6年生の加藤はるかさんの遺体があった場所から咲いたひまわりで、日本だけでなく世界各地に種が配られ、多くの人たちを元気づけています。「私はみなさん一人ひとりがひまわりの花だと思っています。ひまわりには、元気な子、そして未来をみつめるという2つの花言葉があります。7日間、東京と北海道で養分を吸収して、立派な種に育ってほしいと思います。そして、日中韓それぞれの場所で大きな花を咲かせてほしいと思っています」と話しました。
 オリエンテーションの最後は、これからの一週間をともに活動するグループ分けの発表です。子どもたちは少し緊張(きんちょう)しながら、自分の名前を呼ばれるのを待ちます。男女それぞれ9人または10人で、日中韓3ヶ国の子どもたちがバランスよく構成された10班が決まりました。子どもたちは班ごとに分かれ、食堂で初めての食事をとりました。
 
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