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午前中は、東京・上野にある国立国会図書館国際子ども図書館の見学に出かけました。この図書館は、帝国図書館の建物を改修してつくられた国立の児童書専門図書館です。ここには日本の子どもの本や外国の子どもの本がたくさんあります。
図書館に着いた子どもたちは、坂田 和光(さかた かずこう)館長から、「この図書館は100年以上も前の建物を利用した子どもの本をたくさん集めた図書館です。短い時間ですが、子どもの本、そしてこの建物の雰囲気を楽しんでください。童話の交流の中で少しでも多くのお友だちと知り合ってください。そして自分の住む世界だけではなく、より広い世界のことを想像することができるようになってください。一生の宝物になると思います。」という歓迎の挨拶(あいさつ)を聞きました。
その後、3つのグループに分かれて、館内を見学しました。
1階の「子どものへや」には、日本や世界の子どもの絵本などが約1万冊並び、自由に読むことができます。子どもたちは、読みたい本を探すのに夢中でした。
3階では、むかしの雰囲気が残るホールの説明を受けた後、子どもたちは「日本の子どもの文学」展を見学。子どもの本の歴史をたどる展示を楽しみました。
また、3階のラウンジでは、日本語、中国語、韓国語の絵本や、中国・韓国のことを知るための本、去年の童話交流で作った絵本が用意されていました。子どもたちは友だちと一緒に絵本を読み、交流を深めました。
見学を終えた子どもたちは、バスで国立オリンピック記念青少年総合センターに戻り、午後は、童話先生の土居安子(どい やすこ)先生司会による「日本・中国・韓国の昔話集」の読み聞かせが行われました。最初に、謝 暁萍(シャ ショウヘイ)先生が中国の「牽牛星と織姫(ひめ)星」を、続いて梁 瑛心(ヤン ヨンシム)先生が韓国の「仙女と木こり」を 、最後に山田 万紀惠(やまだ まきえ)先生が日本の「天人女房(てんにんにょうぼう)」を朗読しました。子どもたちは、日中韓3つの国の物語の似ているところと違うところを考えながら、お話を聞きました。その後、グループで話し合い、感想や意見を発表しあいました。
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