日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2017年度活動報告
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8月21日
絵本づくり① ストーリーを考える 絵本づくり② 絵を描きます
 
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絵本づくり① ストーリーを考える
いよいよメイン行事の絵本作りが始まりました。
3カ国の小学生100人は、10人ずつの10班に分かれています。10人が協力をして世界で1冊だけの創作絵本を作ります。10班で10冊の絵本が誕生します。
最初に、韓国での絵本の作り方を説明します。韓国の10人の童話作家や絵本作家が参加していて、絵本作りを指導してくれます。進め方は作家によって違いますが、大まかな流れは次の通りです。
①交流のテーマ「音」から連想する絵(下絵)を全員が描きます。
②10枚の下絵をみんなで意見を出し合いながら並べ替えて、ストーリーを考えます。
③1人が1ページずつ担当して、ストーリーに沿った絵を描き、文章を書きます。
④10枚の絵と表紙を製本して完成させます。

それでは、絵本作りの様子を紹介します。
最初に作家10人のリーダーである韓太熙(ハン・テヒ)さんが交流のテーマ「音」を主題にした絵本の作り方を講義しました。 韓さんは「音は見ることはできませんが、音のイメージを描くことはできます。音が持っている意味とメッセージをよく考えて、音が持っている色と形を見つけましょう」「人がコミュニケーションする音が一番美しいと思います。チームワークを大事にして、美しい音を出す絵本を作ってください」と呼びかけました。
早速、全員が音をイメージする絵を描き始めました。この日の朝、雷が鳴ったので雷の絵▽野球が好きなので、ボールがミットに入った時の音を表すキャッチボールの絵――など、みんなが思い思いの絵を描きました。
つながりのない絵10枚を見ながら、みんなでストーリーを考えていきます。「雷の影響で、野球をしていた男の子の性格が変わることにしたら?」など、いろいろな意見を聞きながら主人公や話の展開を決めていきます。こうして大まかなストーリーができていきました。
子どもたちは「言葉も違うし、最初にみんなが描いた絵もバラバラ。お話ができるのかと心配だったけど、みんなで協力してまとめることができた。すごいと思った」「みんなの気持ちがひとつになってストーリーができた」と興奮気味でした。
 
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