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山口県最初の朝は、快晴でした。朝食の後、金子みすゞ記念館学芸員の嶋田靖代(しまだ やすよ)さんが、金子みすゞの代表的な詩を紹介(しょうかい)しました。金子みすゞは、1903年、山口県大津郡仙崎村(現・長門市仙崎)で生まれ育った童謡(どうよう)詩人で、1930年、26歳(さい)の若さでこの世を去るまで、自然や海をテーマにした詩を多数残しています。
嶋田さんは、「お魚」「大漁」などの代表作を例に、詩にかくされた背景や金子みすゞの波乱に満ちた生涯(しょうがい)を解説してくれました。お話を聞いた後、金子みすゞの詩「わたしと小鳥とすずと」をみんなで声を出して読みました。
嶋田さんの解説の後は、二手に分かれて実家跡(あと)に建てられた金子みすゞ記念館の見学と青海島(おうみじま)の散策をしました。金子みすゞ記念館には、当時の実家が再現されているほか、詩を書きつけた手帳や写真などが展示されています。胡金燧(フー ジンシー 中国)さんは、「私なら気づかない部分を金子先生は見ている。」と、観察力に感心した様子。安久志乃(あんきゅう しの 日本)さんは、「みすゞさんの詩は学校で習いましたが、今回、ほかの詩にもふれることができてよかったです。」と話していました。
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