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絵本を完成させた子どもたちは、バスに乗って、長門市立仙崎小学校に移動しました。この学校は、134年の歴史がある小学校で、金子みすゞの母校でもあります。到着後、体育館で仙崎小学校の5・6年生65名が、歓迎会(かんげいかい)を開いてくれました。まず、仙崎小学校の萩原義久(はぎわら よしひさ)校長より、歓迎の言葉が述べられた後、児童代表の西村充生(にしむら みつお)さんが「今日は楽しい時間をすごしたいと思います。」とあいさつしました。その後、金子みすゞの歌の合唱やこの地方に伝わる鯨唄(くじらうた)の披露(ひろう)があり、10班ある絵本グループに仙崎小学校の子どもたちが分かれて入り、交流会が行われました。
各班とも教室や中庭に移動して、自己紹介などをしながら、一緒(いっしょ)に食事をしました。食後、3班Bが校庭に飛び出し、ドッジボールをはじめると、他の班も校庭や体育館に飛び出していきました。1班Bは、風船バレーボールに挑戦(ちょうせん)。たがいにさかんに声をかけあいながらプレーしました。また、学校のすぐ前にある浜辺で遊んだ班もありました。
楊伊涵(ヤン イーハン 中国)さんは、「ドッジボールを初めてやりました。ボールの代わりに砂ぶくろを使うのは、やったことあるんだけど、バウンドが全然ちがった。」と興奮気味。一方、仙崎小学校の南部潤(なんぶ じゅん 日本)さんは「日本だけでなく、中国、韓国の子どもたちとも仲良くなりました。」と、たがいに交流会を十分楽しみました。
楽しい時間はあっという間に過ぎました。体育館に再び集まり、お別れ会が行われました。森田夏帆(もりた なつほ 日本)さん、葉文楚(イエ ウェンチュウ 中国)さん、俆志煥(ソ ジファン 韓国)さんが、代表して仙崎小のみなさんにお礼を述べ、自分たちで作った絵本をプレゼントしました。仙崎小からは、森田佳恵さんが「これからもおたがいの国のことをよく知って、わかり合いたい。」と話し、お別れ会が終了。車道わきに並んだ仙崎小の子どもたちとの別れをおしみながら、次の目的地、秋吉台(あきよしだい)サファリランドへ向かいました。
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