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サファリランド見学から帰った子どもたちは、全員おそろいのTシャツを着て、さよなら夕食会に参加しました。今回は、河村建夫(かわむら たけお)衆議院議員、岩永峯一(いわなが みねいち)衆議院議員、中曽根弘文(なかそね ひろふみ)参議院議員のほか、二井関成(にい せきなり)山口県知事、松林正俊(まつばやし まさとし)長門市長らも参加されました。
二井知事が「みすゞさんの詩に<みんなちがってみんないい>という一節がありますが、みなさんが作った絵本は、それぞれ個性あふれる作品に仕上がったと思います。これからもそれぞれの個性を生かして友情を広げてほしい。」とあいさつされた後、河村議員の「いただきます」のかけ声で、夕食会がはじまり、にぎやかなものとなりました。
夕食が終わり、岩永議員は「ごちそうさま」のあいさつの際、「言葉は通じなくても、心は通じるものだということを、改めて感じました。」と話されました。
その後、1班A、1班B、2班A……と、順番に、それぞれが自分の書いた部分を読み聞かせる形式で、絵本の発表会が行われました。10作品ともオリジナリティのある素晴らしいお話になっています。
金子みすゞ記念館学芸員の嶋田靖代(しまだ やすよ)さんは「いくつかの絵本にみすゞさんが登場したことが、涙(なみだ)が出るくらいにうれしい。天国のみすゞさんも喜んでいると思います」と感想を話すと、随行者(ずいこうしゃ)の先生方もコメント。朴鐘海(パク ジョンヘ 韓国)さんは、「大人には考えられないような想像力に驚(おどろ)きました。」銭小硝(チェン シャオソウ 中国)さんは、「本当に美しい童話を拝見しました。世界に必要なのは、相手を思いやる愛なのですね。」と、話しました。
最後に童話先生の大西伝一郎(おおにし でんいちろう)さんが「今日、感動しなかった人はいないのではないか。みんな世界一の絵本を作りました。大人になっても、おりにふれてこの本を開き、私たちは仲間なんだと、今日のことを思い出してほしい。」としめくくりました。
その後、グループごとに集合写真を撮(と)り、部屋にもどりました。子どもたちは、それぞれ遅くまで最後の夜をおしみました。
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