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夕食をすませた子どもたちは、各班にわりあてられた部屋で最初のグループタイムをすごしました。日本人にとっては見慣れた和室ですが、韓国、中国の子どもたちの中には、初めて畳(たたみ)を見る子もいて驚きの声もあがりました。
まず行われたのは自己紹介(じこしょうかい)です。輪になって座り、自分の名前、出身、学年、趣味(しゅみ)など、ひとりずつ発表しました。英語のスピーチコンテストで1等賞を取ったこともあるという白礼晴(パイ リーチーン 中国)さんは、みごとな英語で自己紹介をしてみんなを驚(おどろ)かせました。4班女子は張紫若(ツァン ジーリォ 中国)さんの提案で干支(えと)も一緒に紹介することにしました。島口侑子(しまぐち ゆうこ 日本)さんは、自己紹介を聞きながらその子の似顔絵を描(か)き、みんなから「上手だねー」と感心されました。
子どもたちにとって外国の名前は、発音が難しく覚えにくいようで、班によってはニックネームを決めるところもありました。黄子吟(ファン ジーイン 中国)さんは「黄」の日本読み「こう」から「コウチャン」に決定。最初は戸惑(とまど)っている様子でしたが、全員の自己紹介が終わるころにはとても気に入ったようです。
自己紹介を終え、すっかり打ち解けた子どもたちは、さっそくたがいの国の言葉を教えあうなど積極的に交流を図り始めました。
こうして、初めてのグループタイムが終了(しゅうりょう)。おふろに入って、班全員同じ部屋で眠(ねむ)りにつきました。
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