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一週間にわたる韓日中子ども童話交流もとうとう最終日。朝から閉会式が行われました。 ソウル特別市教育庁未来人材教育課の朴文洙(パク ムンス)課長が「今後も3か国のさまざまな文化が調和して共存する中で、みなさんが中心となって東アジアの未来を照らす『光』の役割を担ってくれることを期待します」と閉会のあいさつをしました。 次に各国の随行(ずいこう)団の団長が壇上に上がりました。韓国随行団の鄭才永(チョン ジェヨン)団長は「日中韓3カ国の子どもたちが童話とより親しくなれるプログラムが組まれてうれしく思います。子どもたちの心の中で、童話が人生の一部となってくれることを願っています」と思いを託しました。 日本の東山善迪(ひがしやま よしみち)団長は、日本、中国、韓国の子どもたちを象徴する3本のひもが1本につながるというマジックを披露しながら「みなさんは各自の国に帰りますが、1週間学んだことを家族や友達に伝えてください。そうしてこの縁がさらに深く、長く続くように努力することを願っています」と期待を込めました。 中国の王樹峰(ワン シュフォン)団長は「異なる国の子どもたち同士が、まるで同じ国の子どもたちのように楽しく遊んでいる姿を見て感動しました。民族と国家の境界を超えることが可能だということを確信しました」と感想を述べました。 続いて日本、中国、韓国のそれぞれの子ども代表が感想を発表。韓国代表の蔡智阭(チェ ジユン)さんは「みんなお互いを尊重して大切にする気持ちは全く同じです。大切な思い出と友達を得ることができました。また会いましょう」と再会を約束。 日本代表の勝又清馨(かつまた さやか)さんは「絵本が完成した時の喜びは忘れることができません。韓国と中国の友達と協力して学べる機会を得られて本当に幸せでした。」と発表しました。 中国代表の王琳棋(ワン リンチィ)さんは「ちょうちんを持って小雨の中で瞻星台(ちょむそんで)と雁鴨池(あなぶち)を歩いたことと、光をテーマに絵本づくりをしたことが一番記憶に残っています」「みんなで力を合わせたからこそ可能だったと思います」と話しました。 続いて、交流の象徴である「交流の旗」が韓国子ども代表の手から来年の開催国(かいさいこく)である日本の子どもに引き継がれました。 すべての行事が終わり、いよいよお別れの時。バスに乗って出発する時間になると、子どもたちは別れを惜しんで涙を流しました。バスの中からも手を差し出して最後まで友達と別れのあいさつを交わしていました。
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