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7時30分、子どもたちは、ホテル前の海岸に集まり、地引網を体験しました。漁師さんが投げ入れた網を子どもたち、リーダー、随行者の先生なども一緒に
引っ張ります。水の力のせいか、たくさんの魚が入っているためなのか、非常に重く感じます。誰が声を出し始めたのか、みんなで「よいしょ、よいしょ」とい
うかけ声を出しながら、全力で引き上げました。網の中には、銀色にキラキラと光る魚たちが入っていました。ボラ、セイゴ、ウナギ、マダイ、アカエイなど、
小さい魚も加えると100匹以上の大漁でした。
今日からいよいよ絵本づくりが始まります。班ごとに分かれ、みんなで力を合わせて世界でたった1冊のオリジナル絵本をつくりました。
童話先生の土居安子(どい やすこ)先生の指導により、まずは物語を考えることからスタートしました。10名で構成された班で、ひとり1枚ずつ絵と文を
書き、1グループで見開き10枚、全部で20ページの絵本にします。表紙と裏表紙はグループリーダーが担当します。
各班が最初に取り組んだのは、物語の主人公となるキャラクターの確認です。班の仲間(なかま)と話し合って決めていた3つの国のキャラクターの名前、性
格、夢、デザインなどを、それぞれ確認しあいました。
その後、大まかな物語のあらすじに合わせて、これまで行ってきた様々な体験活動の中から一番楽しかったことを発表したり、100年後の夢のような世界が
どんなところかを考えたり、物語の構成で使うものをみんなで選び、まとめる作業を行いました。
それができたグループは、物語を盛り上げる何らかの困った事件について、日中韓の3カ国でアイディアを出し合いながら決めていきます。
子どもたちは、おもしろい物語にするために、お話の流れを確認し、お互いに意見を出し合いながら話し合いを続けました。
日中韓各国のメンバーが、物語の中のそれぞれ担当した部分の内容を発表し、物語を構成する内容が全て決まったら、最終的にどんなストーリーになったかを
確認するために、グループリーダーが物語を最初から読み上げました。
どの班も、メンバーそれぞれが自由にアイディアを出し合い、素晴らしい物語にしようと頑張りました。
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