今日は午後から「未来交流ゆめマップ」の発表会が行われます。午前中は、各班とも発表会に向けての最終準備が行われました。発表に使用する模造紙を清書
したり、リハーサルが行われ、作業している部屋も緊張感に包まれ始めました。
昼食後は、絵本が完成した子どもたちに各国のOBが自分の国の伝承遊びを教える交流が行われました。発表を数時間後に控え緊張感を漂わせていたOBたち
も、子どもたちが笑顔で遊ぶ姿を見て、少しほぐれたようです。
15時30分、「未来交流ゆめマップ」の発表会が行われました。各班とも持ち時間は10分、その後5分の質疑応答時間となります。
最初に発表したのは、3班。テーマは「Dream
Tree~夢で育てる新しい夢」。日中韓子ども童話交流のOBとして、今後どのように事業に関わっていけるかをまとめました。グループリーダーのほか、プ
ログラムの企画や運営、将来的には、通訳や看護師などもOBの中から出す。ホームページコンテンツの拡大、スマートフォンで絵本が見られるようにする、マ
スコミにアピールして、この事業をもっと知ってもらうなどの案が発表されました。
1班のテーマは「Dream
Center」。日中韓子ども童話交流参加者やOBたちが利用できる施設を作り、交流を続ける夢を発表。地上3階、地下2階の施設内には、レストラン、音
楽室、資料館などを設け、各国の文化や歴史、習慣などを学べる場所を作ることを計画しました。
最後に発表した2班は「EAU(East Asian
Union)構想」。日中韓により、EUのような共同体を作る夢です。言語教育の普及促進、スポーツ大会の開催、障害者交流、科学技術分野における技術の
共有などを行います。
河村建夫(かわむら たけお)委員長は「日中韓の力が結集すれば、アジア全体、そして世界全体の平和に貢献することができます。皆さんの提言の中には、
すぐに実現したい、実現しなければならない夢もあったと思います。3カ国の首脳会議に提言したいものもありました」と話しました。伊藤忠彦(いとう ただ
ひこ)監事は「今から1200年前、3カ国は荒々しい海の上を小船で行き来をしながら今以上に仲良くしていたと思います。皆さんの提言を実現して、
1200年前の先輩に勝るとも劣らない日中韓の仲を作り上げられるように頑張ろうという気持ちになりました」と話しました。
17時、全ての発表が終了しましたが、明日の解散式でも改めて、発表が予定されています。明日は子どもたちも参加するため、子どもでも理解しやすいよう
に、発表方法の変更などの打ち合わせが行われました。
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