日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2005年度活動報告
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8月16日
解散式
 
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みんな集合!
 楽しい日々があっという間に過ぎ去りました。とうとう今日は解散式です。

 社団法人全国学校図書館協議会の笠木幸彦( かさぎ ゆきひこ )さんの
「3か国の子どもたちの、ひとつになった心をこれからも大切に育ててください。」
というあいさつに続き、中国の李述慎 ( リ シュー スン )団長、韓国の安気官 ( アン キグァン )団長のあいさつがありました。校長の東山善迪(ひがしやま よしみち)さんが
「多くの協力あってこそ交流が成功したことを忘れないでください。」と述べました。

 ここで日中韓の子どもたちによる宣言文の発表です。益子博樹 ( ましこ ひろき 日本 ) さんと川野菜央 ( かわの なお 日本 ) さん、胡焯豪 ( フー ツォー ハウ 中国 ) さんと銭睿 ( チェン ロン 中国 ) さん、金炳哲 ( キム ビョンチョル 韓国 ) さんと崔銀裁 ( チェ ウンヂェ 韓国 ) さんの6人が宣言文を読みあげ、東山さんと一緒に、手の中から赤・黄・青・紫の長い紙テープが出現する手品を披露(ひろう)すると、会場から大歓声(だいかんせい)がわき起こりました。

 最後に交流会のテーマソング「今日の日はさようなら」を会場のみんなで大合唱。感動的(かんどうてき)なエンディングとなりました。



 会場を出ると、玄関前にはバスが待っていました。いよいよお別れです。目を真っ赤に泣きはらした子どもたちは抱き合ったりTシャツにサインをしたり、写真を撮(と)り合ったりなど、いつまでも立ち去れない様子でした。

成田空港に向かう中国と韓国の子どもたちが、それぞれのバスに乗り込みました。

バスの下に集まった日本の子どもたちへ、グループリーダーが「笑って送り出すんだ!」とみんなを元気づけました。中国や韓国の子どもたちもバスの窓を全開にして泣き叫びながら別れを惜しんでいました。

「出発です。」。

リーダーのかけ声で日本の子どもたちはいっせいに「ザイチェン!」「アンニョンヒ カセヨ!」と、中国語と韓国語で別れの言葉を何度もさけびました。動き始めたバスの窓からも日本語で「さよなら!さよなら!」と絶えることなく子どもたちの声がひびいていました。

 言葉や国籍(こくせき)の違(ちが)いを乗りこえて交流を深めた7日間。日本で出会い、さまざまな冒険(ぼうけん)をくりひろげたシカ・パンダ・トラたちの友情は、今ここに始まったばかりなのです。
 
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