日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2008年度活動報告
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8月20日
阿蘇体験1 阿蘇体験2
 
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森のお話
 午前9時、「犬のジェイク」シリーズや『地雷(じらい)ではなく花をください』で知られる絵本作家の葉祥明(よう しょうめい)さんと、写真家で葉祥明阿蘇高原絵本美術館館長の葉山祥鼎(はやま しょうてい)さんが子どもたちの前に登場しました。2人は実の兄弟で、葉さんがお兄さん、葉山さんが弟です。
 まず、葉山さんが撮影した季節ごとに変化する阿蘇の美しいスライドショーを見たあと、葉祥明さんの作品『ASO 〜阿蘇、ぼくの心のふるさと〜』の読み聞かせが行われました。読み聞かせの後、葉祥明さんは「僕が生まれたのは、熊本市内で、ずっと阿蘇を見て過ごし、ずっと阿蘇にあこがれていました。僕にとっての心の炎は阿蘇です。初めて阿蘇を訪れたとき、鳥のさえずり、虫の声など、目、耳、身体全体で、阿蘇の自然を感じました。皆さんもこれから同じ体験をしてください。そして、音楽でも、本でも、自然でも、何か好きなものを見つけてください。それは心の中の炎となって燃え続けるでしょう」と話してくれました。
 質疑応答(しつぎおうとう)の後、葉祥明さんから絵本のプレゼントがあり、石田大輝(いしだ たいき 日本)さん、周怡甸(チョウ イーディエン 中国)さん、洪示穏(ホン ジオン 韓国)さんが子どもたちの代表として、受け取りました。3人は、お礼として、日中韓子ども童話交流の帽子(ぼうし)とTシャツを葉祥明さんと葉山祥鼎さんに渡しました。

 お話の後、子どもたちは、バスで阿蘇火山博物館に移動。館内には、阿蘇誕生(たんじょう)の様子が分かるジオラマや中岳(なかだけ)第一火口の様子を映すライブカメラ、迫力ある映像で周辺の自然や文化を紹介するマルチホールなどがあり、阿蘇について楽しく学ぶことができます。ガイドさんの説明を聞き、子どもたちはいろいろな角度から、阿蘇について学習しました。

 見学を終えた子どもたちは、ガイドさんと外に出て、いっしょに草千里を散策(さんさく)。草千里は、阿蘇五岳(あそごがく)のひとつ烏帽子岳(えぼしだけ)のふもとに広がる直径1キロの火口跡(かこうあと)で、夏の間は「草千里」という名前の通り、見渡すかぎり草地が広がり、牛や馬が放牧されています。子どもたちも草原を散策に出発。1班男子は「阿蘇の空気はおいしいので、よく吸(す)って帰ってくださいね」というガイドさんの言葉にこたえ、みんなで深呼吸(しんこきゅう)しました。
 
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