日本・中国・韓国子ども童話交流事業 日本語
2008年度活動報告
  イベントレポート  
 
イベントTOP 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目
 
8月20日
阿蘇体験1 阿蘇体験2
 
イメージギャラリー
 
 
ながの体験ツアー
 草千里の見学を終えた子どもたちは、バスに乗り、阿蘇の西側にある葉祥明阿蘇高原絵本美術館(ようしょうめいあそこうげんえほんびじゅつかん)へ向かいました。館内には、葉祥明さんの原画などが展示されているほか、広大な敷地(しきち)には「ジェイクの丘」、「はちぞうの小池」、「ブルー・ビーの庭」などと名づけられた、葉さんの絵本の世界そのものの風景が広がっています。子どもたちは、班ごとにわかれ、午前中に見た絵本の絵とそっくりな場所を散策(さんさく)しました。一番の人気スポットは、「ブルー・ビーの庭」で、バジルの甘い蜜(みつ)を吸いにきたブルー・ビー(ルリモンハナバチ)に会うことができました。
 子どもたちは、幸せを運んでくれるというブルー・ビーの写真を撮(と)ろうとカメラを取り出し、夢中でシャッターを押しました。堀田瑤子(ほった ようこ 日本)さんは、「葉祥明さんの作品に憧れていました。絵も文もすばらしかったです。」と、満足げ。陳家宸(チェン ジャーチン 中国)さんも「童話の世界に入り込んだ感じ。葉先生の作品のメッセージをくみ取ることができました。」と話してくれました。

 続いて、子どもたちは再びバスに乗り、南下。長野阿蘇神社神楽(かぐら)の里公園で、長野岩戸神楽保存会による神楽を鑑賞(かんしょう)しました。長野岩戸神楽は、300年以上の歴史を持つ伝統芸能(でんとうげいのう)で、文化庁の選択無形文化財にも指定されています。33座で構成され、すべて舞(ま)うには、三日三晩(みっかみばん)かかるそうです。その中から、日中韓子ども童話交流に参加している子どもたちとちょうど同じ年代、小学4〜6年生の子どもたち7人による「礼始(れいし)」と、大人たちによる「岩戸開(いわとびらき)」という演目が行われました。せりふは一切なし。幻想的(げんそうてき)な音楽に、迫力のある舞(まい)が加わり、子どもたちはみな舞台(ぶたい)にくぎづけになりました。沈志宏(シェン ジーホン 中国)さんは「素晴らしかったです。中国にも伝統舞踊(ぶよう)として京劇(きょうげき)というものがありますが、雰囲気(ふんいき)やスタイルは別物。貴重(きちょう)な体験ができました」と満足したようでした。
 見学を終えた子どもたちは、バスに乗車し、宿舎にもどりました。
 
  <<戻る  
  このページの上へ