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阿蘇ファームランドから宿舎にもどり、汗(あせ)を流した後、文部科学省スポーツ・青少年局青少年課長の池田輝司(いけだ てるじ)さんによる「いただきます」で、さよなら夕食会が始まりました。日中韓子ども童話交流事業実行委員会事務局長であり元・農林水産大臣の岩永峯一(いわなが みねいち)衆議院議員も参加され、子どもたちとともに食事をしました。岩永議員は、日中韓それぞれの子どもたちに気さくに話しかけ、会話を楽しんでいました。
夕食後は、いよいよ絵本の発表会です。岩永議員のあいさつの後、佐藤義興(さとう よしおき)阿蘇市長は「今回の交流を通して、阿蘇のようなビッグな人間になってほしい」と話しました。野田毅(のだ たけし)衆議院議員からの祝電が紹介された後、1班A、1班B、2班A……と、順番に、それぞれが自分の書いた部分を読み聞かせる形式で絵本の発表会が始まりました。10種類の絵本は、どれも素晴らしく、100人の子どもたちの個性とこの6日間に渡る交流の成果が表現されていました。手に汗にぎるような緊迫(きんぱく)したシーンやユーモアあふれるシーンなど、さまざまな見せ場があり、和(なご)やかな中にも、みな引き込まれる発表会でした。
岩永議員が「みなさんの心はひとつになったことが分かりました。この心をずっと持ち続けてほしい」と話した後、葉山祥鼎(はやま しょうてい)さんが「いろんなブルー・ビーが登場してビックリしました」と話し、ちょうどこの日12歳(さい)の誕生日(たんじょうび)をむかえた金南秀(キム ナンスー 韓国)さんに色紙をプレゼントしました。随行者(ずいこうしゃ)の先生方が感想を言った後、童話先生の大西伝一郎(おおにし でんいちろう)さんが、「今回、みなさんが日中韓で作った絵本は、世界でも例のない、貴重(きちょう)なものです。これからも大切にしてください。」としめくくりました。
その後、記念撮影(さつえい)があり、子どもたちは部屋にもどって、最後の夜を思い思いに過ごしました。
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