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いよいよ、今日から楽しみにしていた絵本作りがスタート。まずは、物語を作ることから始めます。童話先生の大西伝一郎(おおにし でんいちろう)さんの指導により、9人または10人で相談しながら世界でたった1冊のオリジナル絵本を作ります。大西さんは、「よい絵本を作るには、脳みそで一生懸命考えることが大切です。世界一素晴らしい本を作って下さい」と話しました。
子どもたちが作る絵本は、1人が見開き2ページずつ担当し全部で20ページの作品。(9人の班は18ページ)3ヶ国の子どもたちを象徴(しょうちょう)するものとして、日本のキツネ、中国のパンダ、韓国のトラという3匹の動物を主人公にし、北の大地を舞台にした楽しい冒険ドラマにすることがルールです。今年はさらに、3匹の動物たちのほかに、人間を登場させなくてはいけません。
各グループでは、じゃんけんやくじ引きなどで、だれがどのページを担当(たんとう)するか、どんな物語にするかを決める話し合いが始まりました。
高橋千諒(たかはし ちあき 日本)さんは「去年の活動報告を見て、サルの絵を練習してきたんだけど、今年はキツネになるなんて」とちょっと残念そう。郭昕(グォー シン 中国)さんは「パンダが日本に行く場面を担当することになりました。私が子ども童話交流に参加する前のワクワクした気持ちを表現したいです」と話しました。
大まかなストーリーが決まった後は、前後のページを担当する人と内容が重ならないように、何度も読み合わせをしました。開始から約3時間半、それぞれの物語が完成しました。
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