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グループタイムを終え、お風呂で汗を流した後は、さよなら夕食会が開かれました。まず、田嶋事務局長と法務大臣政務官の中村哲治(なかむら てつじ)衆議院議員があいさつした後、文部科学省スポーツ青少年局の藤原誠(ふじわら まこと)審議官の「いただきます」の声で食事会が始まりました。5日目にみんなで収穫(しゅうかく)したミニトマト、とうもろこし、ぶどうがメニューに入っていたこともあり、みんなお腹いっぱい食べました。
18時半から絵本発表会が行われました。荒井正吾(あらい しょうご)奈良県知事は「奈良は文明を大事にしてきた場所です。交流の経験を将来に生かしてください」と話し、子どもたちの発表が始まりました。
発表は1班A、1班B、2班A……と、班ごとに順番に舞台に立ち、それぞれが自分の書いた部分を読み聞かせる形式で行われました。どの作品にも、期待と不安が入り混じった出会いや東京と奈良での貴重(きちょう)な体験など、子どもたちの6日間が凝縮されていました。
発表後、来賓(らいひん)や随行(ずいこう)の先生方から感想をいただきました。昨年まで子どもたちの童話づくりを指導していた大西伝一郎(おおにし でんいちろう)さんは「助け合ったり、心をひとつにしたり、見えない大切なことを学んだと思います。感動して涙が出そうです」。今回、絵本づくりを指導した土居さんは「発表のしかた、絵、みんな素晴らしかった。6日間で経験したことが生きていたと思います」と話しました。最後は、完成した10冊の本にみんなで拍手をして発表会が終わりました。
部屋に戻った子どもたちは、消灯時間まで最後のグループタイムとなりました。4班男子は、メンバー全員でグループリーダーの高見紀生(たかみ もとき)さんにイラストつきのメッセージをプレゼント。高見さんは「みんな僕のいうことを聞いて、ついてきてくれた。一週間があっという間で楽しかった。ありがとう」と涙をこらえながらお礼を言いました。3班女子は、6日間の感想をそれぞれ発表。楽しかった思い出をみんなで振り返りました。
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