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今日から、子どもたち待望の絵本作りがスタート。童話先生の大西伝一郎(おおにし でんいちろう)さんの指導により、10人で相談しながら世界でたった1冊の手作り絵本を作ります。大西さんは「よい作品を作るには、集中することが大切です。脳みそに汗(あせ)をかくぐらい、いっぱい考えて、楽しい物語を作ってください」と話した後、絵本作りのくわしい説明が始まりました。
今回作る絵本は、一人あたり見開き2ページずつ担当し、全部で20ページの作品にすること、主人公は三国の子どもたちを象徴(しょうちょう)するものとして、日本をサル、中国をパンダ、韓国をトラとすること、結末はハッピーエンドにすることが基本ルールで、どんなストーリーにするかは、子どもたちの自由です。
早速、各グループで、だれがどのページを担当(たんとう)するか、どんな物語にするかの話し合いが始まりました。1班A組は、まずは主人公の名前を決めることからスタート。みんなそれぞれ意見を出し合い、多数決で決めることにしました。4班B組では、伊藤朋美(いとう ともみ 日本)さんが中心となって、どんどんアイデアを出します。5班B組では、張晟(チョウ シュアン 中国)さんが、書記役をかってでて、みんなの意見をまとめています。2班A組の佐藤孝弘(さとう たかひろ 日本)さんは「一時的に動物が死んでしまって、それを生き返らせるという話にしたほうが、感動的な話になるんじゃないかなあ。」と、ドラマチックなストーリー展開を希望。全ての班で白熱した議論が重ねられました。
ある程度、あらすじが決まったら、あとは自分の担当ページの文章をまとめるという個人作業に入ります。とはいっても、前後のページは、他の人が書くわけですから、話がつながるように、また同じ話の繰り返しにならないように注意しなければなりません。
前後の人とまたグループ全体で、何度も相談したり、通し読みをしたりして、物語を完成させました。
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