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絵本が完成したあとは、バスで御殿場(ごてんば)市立玉穂(たまほ)小学校へ出かけて地元の小学生と交流しました。玉穂小学校の体育館には、夏休みにもかかわらず5年生と6年生の合計100人が登校して、日中韓の子どもたちを歓迎(かんげい)してくれました。玉穂小学校6年渋谷愛彩さんの開式のことば、小澤瀞史 ( おざわ きよし ) 校長先生からあいさつがあり、班ごとに各教室に分かれてみんなでお弁当です。玉穂小学校のお父さんお母さんが用意してくれたおいしい豚汁(とんじる)もごちそうになりました。
どの教室にも3か国語で書かれた『こんにちは』のポスター。玉穂小学校の友だちは、きれいな名札を下げています。上半分に富士山などの写真、下半分には日本語とローマ字で自分の名前が書かれていました。
「名札は今日のために先生と市役所の人が作ってくれました。」と、
玉穂小学校の宇山せいさん。同じく神部真稀さんは
「中国・韓国の友だちに会うのは初めてです。緊張(きんちょう)しています。」
と、話していました。
昼食後は、みんないっしょにおにごっこや障害物競走・大なわとび・フルーツバスケット・風船バレーボールなどで遊びました。あっという間にみんなうちとけました。玉穂小学校の池田千寛さんは
「みんなが玉穂小学校に来てくれたので楽しい思い出ができました。また遊びに来て欲しいです。」
と、息をはずませていました。
終わりの会では、玉穂小学校のみんなから【手書きのメッセージが入った下敷(したじき)】のプレゼントがありました。日中韓の子どもたちは、お返しに、できたばかりの手作り絵本を贈(おく)りました。会の終わりには玉穂小の平井翔也君が「みなさんのことは忘れません」と日本語と中国語で、そして渋谷愛彩さんは「だれもが大きな声で笑って楽しいひとときでした」と日本語と韓国語で話したあと、金子康夏 ( かねこ こなつ 日本 ) さん、康君慧 ( カン チュイン ホゥェイ 中国 ) さん、韓東和 ( ハン トンファ 韓国 ) さんからも、玉穂小学校の子どもたちへお礼の言葉がありました。
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