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今日から、子ども童話交流のメインイベントである童話絵本作りが始まりました。童話先生の大西伝一郎(おおにし でんいちろう)さんの指導により、10人で相談しながら世界でたった1冊の手作り絵本を作ります。大西先生は「今回のテーマは森です。森の中に入っていって思わぬ物や場所に出くわしたりする、すてきな物語を作ってください。」と話した後、今回の絵本のルールが発表されました。1人が1ページずつ担当し全部で10ページの作品にすること、日本をサル、中国をパンダ、韓国をトラに例え、3匹の動物を主人公にすること、幸せな結末にすることなどです。
早速、各班ともジャンケンや相談で誰(だれ)がどのページを担当するかを決め、どんな物語にするか話し合いが始まりました。遠藤裕紀(えんどう ひろき 日本)さんは書記係をかってでて、みんなの意見を箇条(かじょう)書きに記録しています。3班B組の徐澤安(シュー ズェアン 中国)さんと候斯嘉(フォー シージェ 中国)さんは「主人公の名前は最初に決めなきゃ。」とパンダの名前を中国の花・長春藤(ちょうしゅんふじ)を表すアイビーに決定。鄭旻宰(ジュン ミンジェ 韓国)さんは「東京から長野の森に来て感じた気候の違(ちが)いや標高によって変わる木の変化などを物語に取り入れるのはどう?」とメンバーに提案しました。
開始から2時間、5班A組が物語に重複(ちょうふく)する場面がないか自分の担当部分を読む「通し読み」を始めると、他の班もそれに続き次々と物語を完成させました。
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